論文要旨

みかん作農業の動向
愛媛県日土町の事例より

道岡 佳美

今みかん作農業をおこなう農家は窮地に立たされている。食生活の変化に伴うみかん消費量の減少や輸入作物などによる果物の多様化、農業従事者の高齢化、農家の後継者不足などさまざまな問題を抱えているからである。そんな問題を抱え、昔の農家と環境も状況も変わってきている今の農家がこれからどのようにみかんを作っていけばよいか、またその作ったみかんをどのように売り、食べてもらうべきなのかを農家個人はもちろん、農業団体などでの共販システムを見直し新たな販売方法の確立を目指すことが不可欠になっている。本稿では、日本のみかん産業の今までの発展と現況を知ることで、これからのみかん農家のあり方を考える。また、出身県である愛媛県のみかん産業をどう維持、発展させていくかを提案していく。

 

HOME MAIL TOP